Japanese Association for the Study of Sensory Integrative Dysfunction

   日本感覚統合学会  認定講習会

 認定講習会とは


 認定講習会は、感覚統合療法を実践する上で必要な基礎知識、対象の理解とその評価法、治療的介入の方法を習得することを目的としています。

 A〜Cコースの講習会は、各段階を踏み,順次受講する必要があります.Aコース修了時にカードが発行され、各コース修了時には担当講師によりそのカードにコメントが記入され、各コース修了の認定を証明していきます.治療コースまで修了しレポート審査を通過しますと、研究会から「認定証」が発行される仕組みになっています.

 学会会員を対象とした講習会です。
A(基礎・評価)コース:
 
 感覚統合療法に必要な基礎知識の学習(基礎理論編)と、子どもの問題を把握するための評価技法の習得(検査習得編)を目的とする。

 Aコースの開催方法が変わりました。今までの9日間のコースを、<基礎理論編>と<検査習得編>の2部構成に致しました。<基礎理論編>のみの受講が可能になりました。B(解釈)コースを受講したい方は、<基礎理論編>と<検査習得編>の両方を受講していることが条件になりますので、申し込み時にご注意下さい。<検査習得編>は<基礎理論編>の受講年度を越えて受講が可能ですが、できるだけ早めに受講することをお勧めします。
 また入門講習会を受講していますと、A(基礎・評価)コースは優先的になります。

(基礎・評価)コース プログラム(2005年度開催の例)

 基礎理論編

1日目 感覚統合理論による対象児の理解
(感覚統合概論)
2日目 感覚系・中枢神経系の構造と機能
3日目 感覚統合評価の概論 感覚調整障害とその評価
4日目 行為障害とその評価 遊具体験or施設見学
5日目 遊び、ADLにおける感覚統合障害の観察 事例の理解、遊具体験or施設見学

 検査習得編

6日目 前庭-固有系に関連する検査施行法とその解釈
評価実習
7日目 体性感覚系に関連する検査施行法とその解釈 評価実習
8日目 臨床観察・SCSITのスコアリング 評価実習のまとめ
9日目 事例の理解 事例の理解
Bコースへのオリエンテーション

 基礎理論編と検査習得編は、中休み(1日)をはさむ連続した日程で開催されます。


 受講生の感想  (2002年度受講 九州保健福祉大学 富森美絵子)
 南国宮崎から参加した私にとって,涼しく快適な広島でした.逆に北国から参加した方にとっては暑い日々だったようです.つくづく日本列島の長さを感じました.しかし臨床で抱えている思いや悩み,感覚統合を学んで現場に活かしていきたいという熱意は同じで,すぐに親近感を覚えました.
 講習会の最初の3日間は,理論や評価,その背景となる中枢神経系等の基礎が,座学の所々にグループディスカッション等を交えて行われ,日目からは,午前中に各感覚系の講義,午後に検査実技という流れで進められました.そして最後の2日間で感覚統合理論の視点での行動観察のポイントや,データ整理についての総まとめがありました.さすがは感覚統合の講師陣!です.このようにプログラムの構成は,私たちの覚醒状態をうまくコントロールするための工夫が,随所に施されていました.また,先生方の経験と理論に基づいた一つ一つの言葉には重みがあり,私がこれまで悶々と抱えてきた疑問に対する解決の糸口が,徐々につかめていくものでした.しかし,数多くの情報を,まだ十分には消化できていないのも正直なところです.
 私は,地域での感覚統合療法に対するニーズの中,通園施設や知的障害者総合福祉施設における,社会性を身に付けることを目的とした療育の中に,いかに感覚統合を導入すればよいか試行錯誤していました.今回の講習会を通して,主訴を感覚統合理論で解釈し,仮説を立て,各評価によってそれらを実証していくことが,対象者に寄り添った関わりや環境調整,治療につながっていくということを,より理解することができました.今回学んだことを踏まえた療育を実践するために,先ずはA’に向けて準備しながら,各検査を用いる意義について,整理していきたいと思っています.
 最後になりましたが,今回の講習会でご指導頂きました諸先生方には大変お世話になり,ありがとうございました.講義や実技はもちろんですが,課外授業?!での,先生方の魅力の虜になった受講生も多かったことかと思います.また細々としたお手伝いをして下さった先生方,懇親会等の企画運営を率先して引き受けて下さった受講生代表の方々に感謝いたします.そして,この夏を共に過した仲間との出会いは,人生においてとても貴重な財産になりました.ぜひこれからもお互い密な情報交換と研鑚を積んでいければと思います.

2005年度の講習会概要・申し込み要項は、ここをクリックしてください!


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